「秋の蓼科生活」が無事に終了しました

本校では,長野県北佐久郡にある桐陰寮を基点として「蓼科生活」という行事を実施しています。(※「蓼科生活」の紹介ページはこちらから
付添として参加してくださる卒業生の協力のもと,生徒は豊かな自然に触れつつ,一方で敢えて不便さに身を置きながら,集団生活について体験的に学びます。行事の実施時期は以下の通りです。
*夏(7月中旬~8月上旬) 第1期:2・3年生の有志が参加 第2期~第7期:1年生のクラス合宿
*秋(10月中旬) 有志の生徒が参加
*春(3月下旬) 有志の生徒が参加
ここでは,10月7日から11日にかけて実施された「秋の蓼科生活」の様子についてお伝えします。

今回は1・2年生の男女あわせて16名の生徒が参加しました。中には今回で蓼科生活への参加が5回目という生徒もいました。5日間の主な内容は以下の通りです。
1日目 桐陰寮まで移動,入寮
2日目 軽遠足(足慣らし)
3日目 蓼科山登山,下山遠足,山葡萄ジャム作り
4日目 小遠足,飯盒炊爨,ピザ作り
5日目 大掃除,餅つき,退寮

蓼科山登山は,山頂で御来光を拝むために暗いうちから歩き始めます。今回は天候に恵まれ,やや霧がかかっていたものの,日の出の美しい景色を眺めることができました。

2日目から4日目の各遠足は,生徒たち自ら行程を計画し,グループに分かれて地図とコンパスを頼りに野山や沢を歩きます。こちらも晴天の中で実施することができ,どのグループも予定していたルートを歩き切りました。

「仏岩」の上からの360°パノラマ撮影。中央やや左の奥に見えるのが蓼科山。

山葡萄ジャム作りやピザ作り,餅つきも大きな楽しみです。
山葡萄は8kgも収穫できたので,完成した大量のジャムはお土産になりました。ピザは生地から手作りし,囲炉裏におこした火で焼き上げて食べました。お餅は自分たちで搗いたこともあって格別の味わいでした。
    
最後まで病気や怪我に見舞われることなく,参加した生徒全員が無事に帰ってこられたのが何よりです。自然の優しさと厳しさに触れられるこの蓼科生活が,生徒たちの成長に資することを願っています。

桐陰寮周辺の360°パノラマ撮影。秋になり,木々の葉が色づき始めています。