教育関係の方へ

教育実習

教育実習

 1886(明治19)年4月に公布された「師範学校令」以来,本校は教員養成の制度の下に,多数の教育実習生を受け入れてきました。実習生は筑波大学の学生を中心としていますが,毎年本校の卒業生も受け入れています。
 本校における教育実習の概略は,以下の通りです。

日程 実施項目
4月上旬 教育実習オリエンテーション(全教科一斉)
13:00~13:50 全体会合
  • 附属中教育の概要 ・・・・ 副校長
  • 教育実習中の心得 ・・・・ 教務部
14:00~16:00 教科別会合
  • 自己紹介,教科代表の決定
  • 教科書の発注,教科の施設・設備の紹介
  • 指導教員の決定,学習指導内容の確認
実習開始まで 教育実習に向けての事前指導 (教科毎)
  • 各教科での授業参観
  • 学習指導案について指導教員からの指導
Ⅰ期実習(5月)実習初日
第1週
第2~3週
実習最終日
紹介式
担当クラスにて終礼見学、挨拶
全体会合
教職員の実務(教務部)
学校保健関係(養護教諭)
学校図書館関係(図書委員長)
ホームルーム担任との打ち合わせ
校外学習実地踏査(岩槻市)に参加する場合がある
校外学習の引率や研究授業を行う場合がある
留別式
Ⅱ期実習(9月)実習初日
第1~3週
実習最終日
紹介式
ホームルーム担任との打ち合わせ
担当クラスにて終礼見学、挨拶
全体会合
教職員の実務(教務部)
学校保健関係(養護教諭)
学校図書館関係(図書委員長)
運動会に関する指導や運動会に参加する場合、研究授業を行うがある
留別式
学校現場訪問
 (筑波大生のみ)
副校長・教務部長からの講話、授業見学、他の実習生との意見交換、「現場訪問を行って」のレポート執筆など

本校で教育実習を行った学生からは,次のような感想をいただいています。

  • 事前指導から学校現場訪問まできめ細かなご指導ありがとうございました。教育実習中には、お忙しい中丁寧な教科指導をいただき、大学に帰り、同様に教育実習に行った学生の話を聞き、非常に恵まれた環境で3週間学ばせていただいたと実感しました。自分が中学生のころには知らなかった教員の大切さや、大学の授業だけでは学ぶことができなかった、生の教育現場を肌で感じることができたことは非常に大きな経験と鳴りました。
  • 生徒と交流したり、授業を行った時には、みんな素直で優しい子たちだなと感じました。指示を出したらすぐに動いてくれたり、積極的に参加してくれたり、私自身とても助けられることばかりでした。
  • 筑波大学附属中学校での3週間の実習は、毎日が充実した日々だった。うまく授業ができず悔しい思いをしたことも多かったが、それ以上にやりがいを感じた。3週間という短い時間の中でも、生徒の態度や授業に向かう姿勢に成長を感じた。教育実習を通じて、やはり子どもに関わる仕事がしたいと思い直し、再び就職活動をした。卒業後すぐ教員にはならないが、自分の将来を考え直す大きな機会となった。子どもの成長を見られる仕事の素晴らしさを教えてくれた教えてくれた生徒たちや指導いただいた先生方に感謝したい。
  • 私は、元々、教師になる予定はなかったが、生徒との交流や指導することの楽しさや奥深さを感じる経験によって、その考えが180度変わった。今後は、大学院に進学し、もう一度勉強し、将来的には地元で教師として活躍したいと考えている。