湯陵=湯島の丘。創立当時本校は湯島の昌平黌内にあった。
また、中国では殷の初代の聖王、湯王の陵(墳墓)のこと。
茗渓=湯島の昌平黌の前を流れるお茶の水の旧称。
胡蝶=ちょうのこと。『荘子』の「夢に胡蝶と為る」の話を踏まえる。
寵児=申し子。
四海=世の中。
干戈=戦争のこと。「干」は「たて」、「戈」は「ほこ」のこと。
文華の光=文明の光。
元和偃武=元和元年(1615年)大阪夏の陣を最後に戦乱がやみ、平和になったこと。「偃」は「止める」の意。
昌平黌=湯島にあった昌平坂学問所のこと。
力山抜く英雄も=『史記』の「項羽本紀」にある名文句。項羽の作った詩とされる。
気は世を蓋ふ豪傑も=同上。
参考 項羽の詩
力抜山兮気蓋世 時不利兮騅不逝
騅不逝兮可奈何 虞兮虞兮奈若何
鳳雛=鳳のひな。
梧桐=青桐のこと。鳳凰は梧桐の木にしか止まらないとされる。
稚龍=子供の龍。
図南=『荘子』の中の「鵬」の話に基づく。「北の暗い海に巨大な魚がおり、鯤と名付けられていた。
ところが、この鯤がある時、変身して鵬となり、南の海を目指して飛び立った」という話から、
偉大な雄飛を目指すことを「図南」というようになった。
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