筑波大学附属高等学校

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応急処置講習会

 本校保健委員会が主催し、毎年7月に行われる行事です。

講習会の様子(2012年度)
   

【保健委員による2012年度講習会の報告】

 2012年7月5,6日にそれぞれ「RICE処置」「熱中症」をテーマとして、応急処置講習会を開催しました。
(1) 講義内容
 @ RICE処置について
  (@)Rest →ケガをしたところを動かさずに安静に保つ
  (A)Ice →患部を氷で冷やして痛みを緩和し、内出血や炎症を抑える。
  (B)Compression →包帯などで圧迫して、出血や腫れを防ぐ
  (C)Elevation →患部を心臓より高い位置に保ち、内出血を防ぐ
 これらを保健委員による実演も交えて解説し、(A)に関しては全員にアイスパックを作ってもらいました。
  A 熱中症とその対策について
  (@)熱中症の種類 →熱中症には、致死率の高い熱射病や塩分不足による熱痙攣、
     水分不足による熱疲労、血圧低下による熱失神などがある。
  (A)対策 →意識のない場合は救急車を呼ぶことが先決。意識のある場合は 風通しの
     良く、涼しい場所に連れて行き安静にさせ、重度の場合は氷水でとにかく
     冷やし、程よく塩分を含んだ水(スポーツドリンクでも可)を十分に飲ませる。
  (B)予防法 →体調の悪い時は無理に運動しない、こまめに水分(塩分も)補給や
     休息をとる、急に暑くなった日や湿度の高い日(梅雨明けなど)にはとくに
     注意するなど無理をしないことが重要。
 これらを板書も交えるなどして解説しました。
(2) 講習会の様子・感想
 講習会には、保健委員と各部のマネージャーなどに参加してもらい多くの人が集まりました。資料を配布してそれを解説するという単調なものが主となってしまいましたが、皆まじめに取り組んでいました。特に、一日目に行ったアイスパック作りは(当日暑かったこともあり)、楽しく参加することができていたように思います。