筑波大学附属高等学校

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心理学講習会

 本校保健委員会が主催し、毎年2月に行われる行事です。

講習会の様子(2012年度)
   

【保健委員による2012年度講習会の報告】

 平成24年度、第一回心理学講習会は、6月28日(木)の昼休みに行われました。筑波大学大学院で心理学を研究なさっている平野美沙さんをお呼びして、「ストレスとうまく付き合う方法 マインドフルネス」と題して講演を行っていただきました。
 マインドフルネスとは、「今ここでの経験に評価や判断を加えることなく、能動的な注意を向けること」という定義です。簡単に言うと、「『今』だけを考える」ということです。
これを応用した「マインドフル瞑想」というものを実際に行いました。これは、余計なことを考えず、自分の呼吸に意識を集中することによって、自分のストレスの原因を客観的に考え、ストレスを蓄積しないようにするものです。分かりやすいスライドと、平野さん自身の体験談も交え講演していただきました。また、参加者からの質問も多く、生徒たちの関心の高さに驚きました。


講習会の様子(2011年度)
   

【保健委員による2011年度講習会の報告】

 本年度の心理学講習会は、2月2日と3日の2回、行われました。
 1日目は筑波大学の田中輝美先生を講師にお招きして、「不安に打ち勝つ方法」について、講義して頂きました。皆で実際にその方法を実行してみるなど、とても楽しい講義になりました。
 2日目は、我らが筑波大学附属高校の校長、茂呂雄二先生に講義を行って頂きました。
「ダブルバインド」について、様々な具体例を交えながらわかりやすく説明して頂きました。1日目が実用的な話題だったのに対して、2日目はより「心理学」という学問に踏み込んだ内容になりました。
 二日間とも、講義室の席がほぼ埋まるほどの盛況で、講義後のアンケートでも高い評価が多く見られました。今回の心理学講習会は、大成功だったといえるでしょう。


講習会の様子(2010年度)
   

【保健委員による2010年度講習会の報告】

 本年度も筑波大学から講師をお招きして、保健委員会主催の心理学講習会を開催しました。今年のテーマは「恋愛」です。講義はランチセミナーという形で行われ気軽に参加できます。特に今年は親しみやすいテーマだったためか、例年以上に盛況でした。学年や男女に関わらず多くの人が来てくれたことは委員会にとって非常にうれしいことです。講義では恋愛をするときの男女の差、どういう人に気をつけるべきか、失恋からの立ち直り方など私たち高校生にとって身近ですぐに役に立つお話をたくさんしていただけました。講義後にとったアンケートの結果をみると、生徒たちの満足度は高かったようです。
 我が校の心理学講習会の良いところは講師の方の一方的なレクチャーではなく、生徒たちの意見が存分に反映してもらえるところです。保健員会ではこれからも心理学講習会を続けていきたいと考えています。


講習会の様子(2009年度)
   

【保健委員による2009年度講習会の報告】

 保健委員会では毎年、「心理学講習会」を開いています。本講習会は毎年月、委員がアイデアを出し合い決定したテーマを基に、筑波大学より心理学の先生を講師として迎え講義をして頂くというものです。例年は放課後に開催していましたが、今年はより多くの生徒に気軽に参加してもらうため、試験的に「ランチセミナー」として昼休みに行いました。
 今年のテーマは「人間関係について」「不安・緊張への対処法」のつ。講師に筑波大学附属学校教育局の石川満佐育先生をお迎えし、心理学とはどのような学問であるか、というガイダンスを交えた全回の講義が行われました。

 初回は28、テーマは「心理学とは?」。心理学に関する10問のクイズを中心に,大学で学ぶ「心理学」がどの様なものであるかについて学びました。
回は222、テーマは「対人関係について」。「社会的スキル」をキーワードに、苦手な人との付き合い方、初対面の人と上手にコミュニケーションをとっていくためのコツについて学びました。最終回は225、テーマは「緊張・不安への対処法」。社会不安障害(SAD)とはどのようなものであるか、という講義に始まり、表情筋と精神が密接に連携している事を利用した緊張解消の裏技、ストレス緩衝効果をもたらす「サポート資源」やイメージトレーニングを活用した不安への対処法等、心理学的側面からの具体的なテクニックについて学びました。
 石川先生のスライドショーを交えたわかりやすい講義のおかげで、聴講している生徒が積極的に耳を傾けている様子が多く見受けられたのが印象的でした。