国際科学青少年フォーラムへ参加(2009年度)

アジア青少年リーダーズサミットがインフルエンザの世界的流行により中止となり、その代わりに開催された同事業がホワチョン校で開催され、リーダーズサミットに参加予定だった3名の内2名がこれに参加した。

〈引率教諭による報告〉
シンガポールのエリート高校であるホワ・チョン学院を会場とする国際科学青少年フォーラム(International Science Youth Forum:ISYF)が、2010年1月18日から22日に開かれました。シンガポール教育省などが後援する行事で、東・東南アジアの11ヶ国から18校45名、シンガポール国内から8校49名の高校生が参加し、日本からは筑波大学附属高校と麻布高校のそれぞれ2名が招待され参加しました。
欧米から5人のノーベル賞受賞者(核子標的による電子の深性非弾性散乱でクォークの実在性を示したジェロム・フリードマン:1990年物理学賞、ヘリウム3の超流動のダグラス・オシェロフ:1996年物理学賞、クォークの漸近的自由性のデイビッド・グロス:2004年物理学賞などという、そうそうたる面々)が招待され、講演だけでなく、科学と社会について高校生と話し合うという企画が際立っていました。4つの分科会に分かれ、4日間もあるので、日本国内でも滅多に会うことのできないノーベル賞学者相手に日本の生徒たちも果敢に質問を(もちろん英語で!)していました。
参加者にとって、一生残る思い出になることはもちろん、これからの人生に大きな励みになることは間違いありません。