Hwa Chong校との短期交換留学(2009,2010年度)

【Hwa Chong校から本校への短期留学】

シンガポールの学校は1月に始まり11月で学年末となる。交流初年度から始まったHCIからの短期留学受け入れは、毎年11月末の恒例行事となりつつある。
2009年度は、11月14日(土)~22日(日)の期間、12名の高校生が本校にやってきた。ファシリテーターの本校生宅でホームステイし、一緒に登校し、全ての授業に参加する。放課後は部活動に参加したり思い思いに過ごす。
この1週間は本校生と一緒の生活である。ファシリテーターはもちろん、クラスの生徒との交流も深まり、短期留学終了後も、Eメール等で連絡を取り合っているようである。
短期交換留学事業では、過去にこの事業に関わった卒業生がさまざまな形で関わってくれているのが心強い。今回も、週末に都内観光の日が設けられていたが、そこでは高校生とともに卒業生がうまく関わりながら、いくつかのコースに分かれて都内周辺の観光を楽しんでいた。シンガポールの高校生も、同年代はもちろん、少し年令が上のお兄さん、お姉さんと交流できたことは新鮮だったようである。
2010年度も同様に、11月16日(火)~26日(金)の期間で、高校生8名を受け入れた。その概要は次のとおりである。

<2010年度 Hwa Chong校生受け入れ>
11月16日(火)…7:30成田空港到着。12:20全校集会。午後から授業参加。
11月17日(水)~11月19日(金)…通常授業。
※18日は茶道部主催の茶会や中学生との交流あり
11月20日(土)…卒業生による都内研修
11月21日(日)…ホストファミリープラン
11月22日(月)…通常授業
11月23日(火)…ホストファミリープラン
11月24日(水)~11月25日(木)…通常授業
11月26日(金)…帰国

<2010年度 ホストファミリー保護者のコメント>
優秀な生徒さんの通う学校と伺っておりましたが、それだけでなく、きちんとした生活態度や自立心の旺盛さ、将来に向け自分の考えをしっかり持って勉強している様子がうかがえ、ただただ感心しております。同じ年の我が子にも、今回のステイが実り多きものになっていると確信しております。国は違っても、国際的に活躍できるチャンスのある時代に、求められるものは何かを改めて考えさせられる気が致します。貴重な経験をさせていただけた学校に感謝致します。

【本校からHwa Chong校への短期留学】

年度末の春休み期間中に、希望者を対象に実施している。初年度の参加者10名は全日程をボーディングスクール(寄宿学校)で過ごしたが、2年目以降は、HCIの生徒宅でホームステイさせてもらっている。2008年度からは中学生も数名参加、2009年度からは中高合わせて約10名が毎年シンガポールを訪れている。

HCIの通常クラスに参加し、現地生徒と同じ授業を受ける。もちろん英語による授業である。最初はとまどいがあるが、慣れてくるとおおよそのことは理解できるようである。HCIの生徒も親切に、また丁寧に説明してくれる。シンガポールの文化や生活習慣、そして優秀なHCIの生徒たちに触れることによって、参加した生徒は多くの刺激を受けるようだ。
2010年度は、2011年3月26日(土)~4月4日(月)の日程で、生徒8名が参加して行われた。

<2010年度 参加者のコメント>
今まで、留学といえばアメリカやヨーロッパしか視野に入っていなかった。それと同様にアジアよりもむしろアメリカに僕は興味を持っていた。しかし、今回の短期留学で考え方は180度変わった。アジアはとても奥深く、文化的な側面のみならずさまざまな面で興味を持つことができた。これは今回の留学の中で得たすばらしい収穫物である。目をアジアという自分たちに近いところに向けることで、新しい発見をすることができた。そして自分がアジアの一員であることを再認識することができた。日本人はもう少しアジアに目を向け、よりアジアと結束を強めるべきである。