心理学講習会

本校保健委員会が主催し、毎年行われる行事です。

【講習会の様子(2014年度)】

平成26年度 第1回 心理学講習会

平成26年6月30日(月)昼休みに、本校の校長先生であり、筑波大学人間総合科学研究科教授の大川一郎先生を講師に、 「あなたは自分のことをどれだけ知っていますか~心理テスト・知能テストの限界と効用~」をテーマに心理学講習会を行いました。 今回は、簡単な心理テストと知能テストを参加者に受けてもらい、自分を知る機会としてもらうという内容でした。知能指数(IQ)やワーキングメモリー(作業記憶)に関する話題もあり、興味深い内容でした。

大川先生の講演

大川先生の講演

平成26年度 第2回 心理学講習会

平成27年2月3日(火) 昼休みに、筑波大学大学院で社会心理学を専攻されている古村健太郎さんをお迎えし、心理学講習会を行いました。テーマは、昨年に続きバレンタインデーにちなんだ「バレンタインのチョコっと心理学~バレンタインデーまでに相手との関係を深めるためには?~」というものでした。
講義では相手との関係を深めるには、「ポジティブなイベントを共有する」ことが大切だということを学び、相手の良いことに対して「積極的・建設的に反応する」演習を行いました。大変にぎやかで、楽しい講習会でした。

古村さんの講演

古村さんの講演

【講習会の様子(2013年度)】

7月4日(木)の昼休み、「サマーになる夏の心理学」をテーマに、心理学講習会が行われました。心理学講習会は保健委員会が主催するもので、講師は筑波大学大学院で心理学を専攻されている古村健太郎さんでした。
古村さんは、夏休みを迎えるにあたり、夏祭りなどで活用できる対人関係、特に恋愛関係のスキルについて、心理学の観点とデータに基づき、写真やDVDも用いながら、話をしてくださいました。講義に参加した約30人の生徒は、みんな真剣に、そして楽しみつつ講義を受けていたようです。
保健委員会は、今後も、参加した生徒の意見や委員から出た反省などを生かして、さらに質の高い心理学講習会を開いていけるよう考えているとのことです。

平成24年度 第二回心理講習会について

概要

 2月7日(木)に、筑波大学大学院・松井豊研究室の古村健太郎さんを講師にお呼びして、「バレンタインのチョコっと心理学」と題して、講義を行っていただきました。

テーマは委員で話し合い、身近なもの・季節感があるものが良いと考え決めました。

内容&当日の様子

 バレンタインデーとはどのような日かという話題から始まり、バランスよくもらいお返しすることが大切という“返報性のルール”の理解、ビデオ鑑賞・分析による恋愛スキルの向上まで、充実した内容でした。

    古村さんは、前に立って講義をするだけでなく、講義室を歩いて生徒たちと会話をしながら講習会を進めてくださいました。さらに、話題のマンガのワンシーンを例に出したり、最後に見たビデオもとてもおもしろいものとなっていたり、真剣さの中にも笑いがあふれる講義でした。

 まとめ

 生物講義室の座席がいっぱいに埋まるほどの参加者が集まり(女子30名・男子15名程度)、和気あいあいとした、とてもいい講習会となりました。40分という短い時間での講習会だったのがもったいなく思えるほどです。参加した生徒の意見や委員から出た反省などを生かして、またさらに質の高い心理学講習会を開いていけるよう、委員一同頑張ります。

【講習会の様子(2012年度)】

心理学講習会
心理学講習会

保健委員による2012年度講習会の報告

平成24年度、第一回心理学講習会は、6月28日(木)の昼休みに行われました。筑波大学大学院で心理学を研究なさっている平野美沙さんをお呼びして、「ストレスとうまく付き合う方法 マインドフルネス」と題して講演を行っていただきました。
マインドフルネスとは、「今ここでの経験に評価や判断を加えることなく、能動的な注意を向けること」という定義です。簡単に言うと、「『今』だけを考える」ということです。
これを応用した「マインドフル瞑想」というものを実際に行いました。これは、余計なことを考えず、自分の呼吸に意識を集中することによって、自分のストレスの原因を客観的に考え、ストレスを蓄積しないようにするものです。分かりやすいスライドと、平野さん自身の体験談も交え講演していただきました。また、参加者からの質問も多く、生徒たちの関心の高さに驚きました。

【講習会の様子(2011年度)】

心理学講習会
心理学講習会

保健委員による2011年度講習会の報告

本年度の心理学講習会は、2月2日と3日の2回、行われました。
1日目は筑波大学の田中輝美先生を講師にお招きして、「不安に打ち勝つ方法」について、講義して頂きました。皆で実際にその方法を実行してみるなど、とても楽しい講義になりました。
2日目は、我らが筑波大学附属高校の校長、茂呂雄二先生に講義を行って頂きました。
「ダブルバインド」について、様々な具体例を交えながらわかりやすく説明して頂きました。1日目が実用的な話題だったのに対して、2日目はより「心理学」という学問に踏み込んだ内容になりました。
二日間とも、講義室の席がほぼ埋まるほどの盛況で、講義後のアンケートでも高い評価が多く見られました。今回の心理学講習会は、大成功だったといえるでしょう。

【講習会の様子(2010年度)】

心理学講習会
心理学講習会

保健委員による2010年度講習会の報告

本年度も筑波大学から講師をお招きして、保健委員会主催の心理学講習会を開催しました。今年のテーマは「恋愛」です。講義はランチセミナーという形で行われ気軽に参加できます。特に今年は親しみやすいテーマだったためか、例年以上に盛況でした。学年や男女に関わらず多くの人が来てくれたことは委員会にとって非常にうれしいことです。講義では恋愛をするときの男女の差、どういう人に気をつけるべきか、失恋からの立ち直り方など私たち高校生にとって身近ですぐに役に立つお話をたくさんしていただけました。講義後にとったアンケートの結果をみると、生徒たちの満足度は高かったようです。
我が校の心理学講習会の良いところは講師の方の一方的なレクチャーではなく、生徒たちの意見が存分に反映してもらえるところです。保健員会ではこれからも心理学講習会を続けていきたいと考えています。

【講習会の様子(2009年度)】

心理学講習会
心理学講習会

保健委員による2009年度講習会の報告

保健委員会では毎年、「心理学講習会」を開いています。本講習会は毎年2月、委員がアイデアを出し合い決定したテーマを基に、筑波大学より心理学の先生を講師として迎え講義をして頂くというものです。例年は放課後に開催していましたが、今年はより多くの生徒に気軽に参加してもらうため、試験的に「ランチセミナー」として昼休みに行いました。
今年のテーマは「人間関係について」「不安・緊張への対処法」の2つ。講師に筑波大学附属学校教育局の石川満佐育先生をお迎えし、心理学とはどのような学問であるか、というガイダンスを交えた全3回の講義が行われました。
初回は2月8日、テーマは「心理学とは?」。心理学に関する10問のクイズを中心に,大学で学ぶ「心理学」がどの様なものであるかについて学びました。第2回は2月22日、テーマは「対人関係について」。「社会的スキル」をキーワードに、苦手な人との付き合い方、初対面の人と上手にコミュニケーションをとっていくためのコツについて学びました。最終回は2月25日、テーマは「緊張・不安への対処法」。社会不安障害(SAD)とはどのようなものであるか、という講義に始まり、表情筋と精神が密接に連携している事を利用した緊張解消の裏技、ストレス緩衝効果をもたらす「サポート資源」やイメージトレーニングを活用した不安への対処法等、心理学的側面からの具体的なテクニックについて学びました。
石川先生のスライドショーを交えたわかりやすい講義のおかげで、聴講している生徒が積極的に耳を傾けている様子が多く見受けられたのが印象的でした。