オリンピック教育に関する講演会を開催(第1回)

 筑波大学はいま、オリンピック教育に力を入れています。これは、身体と精神と知性の調和のとれた人間を育て、世界平和に貢献しようという人生哲学「オリンピズム」を教育に取り入れる試みで、11校ある附属学校と連携しながら研究と実践に取り組んでいます。

6月21日(金)の放課後、15:30から1時間あまり、本校の会議室にて、筑波大学体育専門学群長の真田久先生をお招きして標記講演会が開かれました。筑波大学オリンピック教育プラットフォーム(CORE)事務局長の真田先生は筑波大学のオリンピック教育推進の中心人物であり、スポーツ史研究の第一人者です。

     「オリンピックと日本のスポーツ-東京高等師範学校と嘉納治五郎を中心に」と題する講演会は、貴重な写真やクイズを交えながら「オリンピックとは」「嘉納治五郎と附属中」「東京招致の立役者」についてわかりやすく紹介していただきました。「嘉納治五郎が柔道を広めたことは知っていたけど、日本の体育・スポーツにこんなに貢献していたとは知りませんでした。ためになりました」(2年生)という感想にみられるように、参加生徒には新鮮な発見の連続だったようです。

8月11日~18日、リレハンメル(ノルウェー)にて第9回国際ピエール・ド・クーベルタン・ユースフォーラムが開かれ、本校から2名の生徒が参加します。今回の講演会は、毎週行われるフォーラム参加者のための勉強会を公開型で実施したものであり、約30名の生徒と学校内外から教員数名が参加しました。

次回は7月5日(金)の放課後に、国士舘大学の田原淳子先生(国際ピエール・ド・クーベルタン委員会理事)をお招きして開催します。

注)国際ピエール・ド・クーベルタン・ユースフォーラムは、世界中から高校生(約100名あまり)が集まり、座学や身体活動を通して学び、交流を深め、次代の人材を育てていこうという目的で2年に一度開かれるものです。2011年8月に北京で開かれた第8回大会に続いて、本校は日本代表として招待され、2名の生徒を派遣することになりました。