授業

ホーム・ルーム・アワー
(HRH)

「生き方」を学ぶ時間

本校では、1年生から3年生までの3年間、学級や学年のさまざまな活動を行う時間が2時間続きで設けられています。これを「ホームルームアワー(HRH)」と呼んでいます。HRHは、多くの中学校でいう「特別活動」と「道徳」とを融合させた時間です。
主な内容は以下の通りです。

ホーム・ルーム・アワー授業

学級自治会や学年自治会

本校では、生徒の自治が重んじられ、HRHでは学級自治会や学年自治会が行われています。クラスや学年の中から浮かび上がってきたテーマについて話し合ったり、毎日の自分たちの生活を通して自治について考えたり、考えた結果を参考にしながら自己のあり方や自分たちの中学校生活について振り返る機会などが計画されています。

学年、学校全体で取り組む活動

富浦における夏の海浜生活(1年生)、菅平における夏の高原生活(2年生)、秋の運動会、学芸発表会などの行事がより充実した行事となるように、学年、学校全体で取り組む活動が計画されています。選出された様々な役員が、リーダーシップを発揮しながら準備や全体の進行を取りまとめる一方、一人ひとりの生徒たちは、リーダーの取りまとめに協力しながら、集団の一員として全体を見つめ、活動内容を高めていく役割を担います。また、行事終了後は、リーダーを中心に、全員で活動に対する総括を行います。

ホーム・ルーム・アワー授業

様々な方々との交流

他校の生徒をはじめ、様々な方々との交流が計画されています。特に、目や耳の不自由な人たち(筑波大学附属の視覚特別支援学校、聴覚特別支援学校などの生徒たち)との交流会が行われたり、日本に留学中の外国の方や海外の中学生(中国やシンガポールの中学校の生徒)との交流会も行われます。また、本校を卒業し、社会で活躍されている先輩を招いて、その体験について伺う機会も計画されています。年齢や言葉や経験の異なる方々や、様々な社会的立場の方々からの体験を通したお話は、社会の仕組みを考えたり、社会で生きていくことの意味や、ともに生活していくことの大切さを実感させながら、自分自身を高めていく機会となります。
 HRHは、身近な生活を題材として、「生き方」を学ぶための時間であり、附属精神の育成の場となっています。